生理の血に粘り気や塊が出る原因は?過多月経に使う漢方薬と芎帰膠艾湯

生理の血に粘り気や塊が出る原因は?過多月経に使う漢方薬と芎帰膠艾湯 子宮内膜症

「経血がゼリーのように粘る」「レバーのような塊が出る」「ナプキンが30分でいっぱいになる」。生理のたびにこうした状態が続くと、これが普通なのかどうかが分からなくなります。

子宮内膜症のつらさ、漢方で寄り添います

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結論: 経血に粘り気や塊が出るのは、量が多くて固まる暇があるためです。少量ずつ流れていれば体内で溶かされますが、一度に多く出ると溶かしきれず塊のまま出てきます。つまり塊そのものより、量が多いことのほうが本体です。

本記事では、粘り気と塊が出る仕組み、受診の目安になる量の見分け方、過多月経と過長月経に使われる漢方薬、そして出血の多いときに使う芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)の位置づけを、相談現場の薬剤師の視点で整理します。

  1. 経血に粘り気や塊が出る仕組み|受診の目安になる量
    1. 溶かす働きが追いつかないと塊になる|粘り気は溶けかけ
    2. 朝いちばんに出やすい|漢方では瘀血として扱う
    3. 受診の目安4つ|交換の間隔、塊の大きさ、日数、貧血
  2. 経血の色から分かること|不正出血との見分け方
    1. 色から分かること|鮮血、黒っぽい赤、ずっと茶色、途中の鮮血
    2. 不正出血の見分け|時期、量、閉経前、記録の取り方
  3. 病院ではどんな治療をするか|年代によって考え方が変わる
    1. 病院で行う4つ|量を減らす、止める、鉄を補う、原因を治す
    2. 年代で変わる考え方|10代から20代、30代、40代以降
  4. 背景にある病気を先に確かめる
    1. 先に確かめる3つの病気と、検査で分かること
  5. 過多月経に使われる漢方薬
    1. 出血が続いているとき
    2. 塊が多く痛みが鋭いとき
    3. 冷えと貧血があるとき/体力が落ちているとき
  6. 芎帰膠艾湯はどういう漢方薬か|生理中だけか、周期を通してか
    1. 芎帰膠艾湯の中身|補いながら止める、効能効果、向く方、甘草
    2. 飲む形は3つ|生理中だけ、周期を通して、組み合わせる
  7. 鉄が足りているかを確かめる|市販薬で対応できる範囲
    1. 鉄の確かめ方|健康診断では拾えない段階、体に出るサイン
    2. 市販で対応できる範囲|買えるもの、見るところ、避ける場面
  8. 変わらないときに考えること|日常で減らせる負担
    1. 変わらないときに見る4つ|検査、方向、量、記録
    2. 日常で減らせる3つ|冷やさない、痛み止め、予定の組み方
  9. 改善症例|経血の量と塊が落ち着いた3例
    1. 30代前半|レバー状の塊が毎回出ていた千春さん
    2. 40代後半|生理が10日続いていた加代さん
    3. 20代後半|粘り気が気になって相談にみえた美穂子さん
  10. よくある質問
    1. Q. 経血に塊が出るのは異常ですか?
    2. Q. 粘り気のある経血は病気のサインですか?
    3. Q. 芎帰膠艾湯はどこで買えますか?
    4. Q. 過多月経は漢方薬だけで治りますか?
    5. Q. 生理中だけ飲む形でもよいですか?
    6. Q. 鉄のサプリメントと漢方薬は一緒に飲めますか?
  11. まとめ|塊より、量そのものを見る

経血に粘り気や塊が出る仕組み|受診の目安になる量

結論: 子宮の中では、はがれた内膜を溶かす働きが常に動いています。出血量が多いとこれが追いつかず、塊になって出ます。昼用ナプキンが1時間もたない、500円玉より大きい塊が毎回出る場合は受診が先になります。

溶かす働きが追いつかないと塊になる|粘り気は溶けかけ

経血には、固まった血を溶かす成分が含まれています。少量ずつ出ていれば流れるうちに溶けますが、量が多いと処理が間に合いません。いわば排水口の流れが追いつかない状態です。

同じ理由で、塊まで固まらない中間の形も出ます。

ゼリー状の粘り気は、塊になりきる手前の状態です。塊が出る方は、その前後に粘り気のある血も出ていることが多くみられます。

朝いちばんに出やすい|漢方では瘀血として扱う

夜のあいだ横になっていると子宮の中に経血がたまり、起き上がったときに一度に出ます。朝の1回目だけ塊が出るという方は、これが理由です。

西洋医学の説明とは別の見立て方もあります。

血のめぐりが滞って古い血が残っている状態を瘀血(おけつ)と呼びます。塊・粘り気・鋭い痛み・目の下のクマが揃うと、この見方に当てはまります。

受診の目安4つ|交換の間隔、塊の大きさ、日数、貧血

昼用のナプキンやタンポンが1時間ももたない日があるなら、量が多い状態です。夜用を日中に使っている方も、この目安に当てはまります。

2つめは、出たものの大きさで測れます。

500円玉より大きい塊が毎回出るなら、量の多さが背景にあります。小さい塊が数個という程度であれば、様子を見る範囲です。

3つめは、日数です。

生理が8日以上続く状態は過長月経と呼ばれます。だらだら続くのも、量が多いのと同じく確かめる対象です。

4つめは、体のほうへ響いていないかを見ます。

量が多い状態が続くと鉄が失われます。立ちくらみ、だるさ、爪の変化が出ているなら、血液検査で確かめておくほうが確実です。

見るところ 気にしなくてよい 確かめたほうがよい
ナプキンの交換 2時間から3時間もつ 1時間もたない日がある
塊の大きさ 小指の先くらい 500円玉より大きい
生理の日数 3日から7日 8日以上続く
日常への影響 予定を変えずに済む 外出をあきらめる日がある

経血の色から分かること|不正出血との見分け方

結論: 鮮やかな赤・黒っぽい赤・茶色では、出てくるまでにかかった時間が違います。色そのものは軽重を表しません。一方で生理以外の時期に出る出血は、量が少なくても別のものとして扱います。

色から分かること|鮮血、黒っぽい赤、ずっと茶色、途中の鮮血

子宮から出てすぐの状態です。量が多い日は、体内にとどまる時間が短いぶん鮮やかな色で出てきます。

2つめは、時間が経った状態です。

体内にとどまる時間が長かったものです。生理の終わりかけに茶色になるのは自然な経過で、心配は要りません。

3つめは、最初から最後まで色が変わりません。

量が少なく、だらだら続く形です。血が足りていない、あるいはめぐる力が落ちている見方をします。

4つめは、途中で色が戻る形です。

いったん落ち着いたあとに鮮やかな出血が増える場合は、生理以外の出血が混ざっている可能性があります。周期のどこで起きたかを控えておくと、判断の材料になります。

不正出血の見分け|時期、量、閉経前、記録の取り方

排卵の頃に少量出るものは、周期に沿った変化として起こることがあります。それ以外の時期に繰り返すなら、確かめる対象です。

量が少ないと様子を見てしまいがちです。

ナプキンが要らない程度の少量でも、続くなら確認します。量の多さと問題の大きさは比例しません。

判断が難しくなる時期もあります。

生理の間隔が乱れる時期は、不正出血との区別がつきにくくなります。この時期はとくに、自己判断せず確かめておくほうが安心です。

迷ったときに助けになるものがあります。

出た日、量、色、生理の何日目か。この4つを控えておくと、受診したときの説明が短く済みます。

病院ではどんな治療をするか|年代によって考え方が変わる

結論: 量を減らす薬、鉄を補う薬、原因そのものへの治療の3つがあります。同じ過多月経でも20代と40代では確かめる順番が変わるため、年代を先に置いてから手を決めます。

病院で行う4つ|量を減らす、止める、鉄を補う、原因を治す

ホルモンを含む薬で内膜を薄くし、経血量を減らす方法があります。避妊のためではなく、量の調整のために使われることがあります。

2つめは、その場を抑える側です。

出血が多いときに、一時的に止める方向の薬が使われます。原因を治すものではないため、並行して原因を調べます。

3つめは、減った分を戻します。

貧血が進んでいる場合は、鉄の補充が先になります。市販のサプリメントより含まれる量が多く、経過も追ってもらえます。

4つめは、元のほうへ手を入れます。

子宮筋腫や子宮腺筋症が背景にある場合、その大きさや症状に応じた治療が検討されます。漢方薬はそのあいだの体力を支える役割で入ることが多くみられます。

年代で変わる考え方|10代から20代、30代、40代以降

もともと量が多い体質という場合もありますが、初経のころから急に増えたなら確かめます。学業や部活に支障が出ているなら、我慢する必要はありません。

年齢が上がると、疑う先が入れ替わります。

子宮筋腫や子宮腺筋症が見つかりやすくなる時期です。妊娠を考えている方は、治療の選び方が変わりますので早めに相談します。

さらに上の年代では、また違う要素が入ります。

閉経に向かってホルモンの状態が揺れる時期で、量が増えることがあります。ただし年齢のせいと決めつけず、一度は確かめておく必要があります。

背景にある病気を先に確かめる

結論: 量が多い状態が続く場合、子宮筋腫・子宮腺筋症・子宮内膜症が隠れていることがあります。漢方薬を選ぶ前に婦人科で確かめておくほうが、遠回りになりません。

先に確かめる3つの病気と、検査で分かること

子宮の壁にできる良性のこぶで、内膜の面積が増えるため経血量が増えます。塊が出る原因としてよく挙がります。

2つめは、名前が似ていますが場所が違います。

子宮の筋層に内膜組織が入り込む状態です。生理痛が年々強くなる、経血量が増えるという経過をたどることが多くみられます。

3つめは、できる場所がさらに広がります。

子宮の外に内膜組織ができる状態です。強い生理痛のほか、量の増加を伴うことがあります。

この3つは、どれも画像で見当が付きます。

超音波検査で子宮の形と大きさが分かります。血液検査を合わせれば貧血の程度も確認できますので、どちらも一度受けておく価値があります。

過多月経に使われる漢方薬

結論: 量そのものを抑える方向と、失われた血を補う方向の2つがあります。どちらが先かは、貧血が進んでいるかどうかで決まります。

出血が続いているとき

芎帰膠艾湯は、出血が止まりにくい状態に用いられる処方です。血を補いながら止める方向に働き、経血量が多い方や不正出血がある方に使われます。

れいわ漢方薬局では芎帰膠艾湯の煎じ薬もご用意しています。

塊が多く痛みが鋭いとき

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)が候補になります。滞った古い血を動かす方向で、体力がある方に向きます。痩せ型で疲れやすい方には負担が大きくなります。

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冷えと貧血があるとき/体力が落ちているとき

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)が候補です。血を補いながら余分な水をさばく組み立てで、量が多くて疲れやすい方に向きます。

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消耗が前に出ている方は、補う側をもう一段厚くします。

十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)のように、気と血の両方を補う組み立てを土台に置くことがあります。出血で消耗している状態が長い場合はこちらが先です。

芎帰膠艾湯はどういう漢方薬か|生理中だけか、周期を通してか

結論: 出血が止まりにくい状態に使う処方で、血を補う組み合わせに止血の働きが加わっています。量を抑えたいなら生理中だけ、体質そのものを整えたいなら周期を通して飲む形になります。

芎帰膠艾湯の中身|補いながら止める、効能効果、向く方、甘草

血を補う生薬の組み合わせに、アキョウとガイヨウという止血に働く生薬を加えたものです。出して減らすのではなく、補いながら漏れを抑える方向になります。

どう書かれているかも確かめておきます。

添付文書には「痔出血、貧血、月経異常・月経過多・不正出血、皮下出血」と記載されています。月経過多がそのまま挙がっている点が、この処方の位置づけを示しています。

では、どういう方に向くか。

体力が中等度以下で、冷えがあり、出血が長引く方に向きます。顔色が白く、疲れやすい方に合うことが多くみられます。

長く飲む前に、1つ確かめる点があります。

芎帰膠艾湯には甘草(かんぞう)が入っています。ほかの漢方薬と併用すると量が重なりますので、飲んでいるものを書き出して確かめておく価値があります。

飲む形は3つ|生理中だけ、周期を通して、組み合わせる

生理が始まってから終わるまで飲むという使い方です。出血が多い期間だけ手を打ちたい場合に選びます。

もう1つは、切らさずに続ける形です。

血を補う方向のものは、生理以外の期間に飲んでこそ蓄えができます。貧血の傾向がある方は、こちらのほうが理にかなっています。

一方に絞らない進め方もあります。

生理中は止める方向、それ以外は補う方向、と使い分ける形もあります。どちらか一方に決めなければいけないわけではありません。

鉄が足りているかを確かめる|市販薬で対応できる範囲

結論: 量が多い状態が続いていれば、鉄は必ず消耗しています。健康診断で貧血と言われなくても不足している段階があります。漢方薬は薬局でも買えますが、量が多い状態が続いているなら受診が先です。

鉄の確かめ方|健康診断では拾えない段階、体に出るサイン

一般的な健康診断で見るヘモグロビンは、鉄の蓄えを使い切ってから下がります。その手前の段階では基準値内に収まるため、異常なしと出ます。

数字より先に、体のほうに出ることがあります。

爪が反る、氷を無性に食べたくなる、階段で息が切れる、髪が抜ける。量の多さと一緒にこれらがあるなら、確かめる対象です。

足りていないと分かったら、どう戻すか。

鉄を含む食材を意識するのは有効ですが、失う量が多い時期は食事だけでは追いつかないことがあります。サプリメントを使う場合は胃への負担に気をつけます。

市販で対応できる範囲|買えるもの、見るところ、避ける場面

桂枝茯苓丸や当帰芍薬散は市販されています。効能効果に月経の異常が含まれているものを選ぶのが基本です。

棚に並んでいる商品は、中身がそろっているとはかぎりません。

同じ名前でも1日に飲む生薬の量が製品ごとに違います。箱の裏の成分欄で1日量を見比べると、続けたときの差が出ます。

ただし、市販で粘ってはいけない場面があります。

塊が大きい、8日以上続く、貧血の症状が出ている。この3つのどれかがあるなら、市販薬より先に受診です。背景に病気が隠れていることがあります。

変わらないときに考えること|日常で減らせる負担

結論: 90日続けて量が変わらない場合、背景の病気が動いていないか、方向が逆になっていないかを確かめます。あわせて冷やさないこと、鉄を意識すること、痛み止めを我慢しないことの3つは今日から減らせる負担です。

変わらないときに見る4つ|検査、方向、量、記録

前回の超音波検査から1年以上経っているなら、状態が変わっている可能性があります。漢方薬を替える前に、まず現状を確かめるほうが早いことがあります。

2つめは、選んだものの向きです。

出血で消耗しているのに、古い血を動かす方向のものを飲んでいると、量がかえって増えることがあります。疲れやすさが強い方は、補う方向を先に置きます。

3つめは、単純に足りていない場合です。

不快な症状は無いが変化もない、という場合は量の不足を疑います。市販品から煎じ薬に切り替えると動くことがあります。

この3つを見分ける材料もあります。

ナプキンの交換回数と日数を、飲み始める前と90日後で比べます。感覚だけで判断すると、少しの変化を見落とします。

日常で減らせる3つ|冷やさない、痛み止め、予定の組み方

冷えは血のめぐりを悪くします。生理の期間だけでも足首を覆う、腰を温めるという工夫が影響します。

2つめは、我慢しないことです。

痛くなってから飲むより、始まる前に飲むほうが少ない量で済みます。我慢することに利点はありません。

3つめは、周りのほうを動かします。

量が多い日が周期のどこに来るかは、記録すれば読めます。あわせて、その日に外出の予定を入れないという調整もできます。

改善症例|経血の量と塊が落ち着いた3例

30代前半|レバー状の塊が毎回出ていた千春さん

主訴: 生理2日目にレバーのような塊が毎回出る。鋭い痛みがあり、経血量も多い。

アプローチ: 婦人科で子宮筋腫が見つかっていたため、治療と並行する形で桂枝茯苓丸を90日。冷たい飲み物を控えていただいた。

経過: 30日で痛みの鋭さが和らぎ、90日で塊の大きさが小指の先ほどに収まった。ナプキンの交換回数も1日8回から5回へ減っている。筋腫そのものは残っているため、婦人科での定期的な確認は続けていただく形にした。

40代後半|生理が10日続いていた加代さん

主訴: 生理が10日ほどだらだら続き、量も多い。だるさが抜けず、階段で息が切れる。

アプローチ: 出血が長引いて消耗している状態と判断し、芎帰膠艾湯を選択。あわせて内科での血液検査をお願いした。

経過: 鉄の不足が確認され治療を開始。漢方薬と併行して60日で生理の日数が7日に、90日でだるさが軽くなった。

20代後半|粘り気が気になって相談にみえた美穂子さん

主訴: 経血がゼリーのように粘る。量は多くないが、この状態が普通なのか分からず不安。

アプローチ: 超音波検査で異常がないことを確認済みだったため、冷えとめぐりの側から当帰芍薬散を選択。

経過: 60日で粘り気が目立たなくなり、90日で生理前の重だるさも軽くなった。心配していた状態を説明できたことで、不安のほうも落ち着いた。

よくある質問

Q. 経血に塊が出るのは異常ですか?

A. 小指の先ほどの塊がいくつか出る程度であれば、様子を見る範囲です。 500円玉より大きい塊が毎回出る、ナプキンが1時間もたない日があるなら、量が多い側に入ります。

Q. 粘り気のある経血は病気のサインですか?

A. 粘り気そのものは、塊になりきる手前の状態です。 量が多いことの表れですので、量のほうを目安にして判断します。

Q. 芎帰膠艾湯はどこで買えますか?

A. 薬局や医療機関で扱っています。 出血が長引く状態に使う処方ですので、量が多い期間が続いているなら相談したうえで選ぶ形が確実です。

Q. 過多月経は漢方薬だけで治りますか?

A. 背景に子宮筋腫や子宮腺筋症がある場合、漢方薬だけでは解決しません。 まず婦人科で確かめたうえで、治療と並行する形が現実的です。

Q. 生理中だけ飲む形でもよいですか?

A. 出血の量を抑えたいなら可能です。 ただし貧血の傾向があるなら、血を補う目的で周期を通して飲むほうが結果につながります。

Q. 鉄のサプリメントと漢方薬は一緒に飲めますか?

A. 併用して差し支えありません。 ただし鉄は胃に負担をかけることがありますので、胃もたれが出るなら飲む時間をずらすと続けやすくなります。

まとめ|塊より、量そのものを見る

経血の塊や粘り気は、それ自体が病気というより、量が多いことの表れです。見るべきは塊の見た目ではなく、ナプキンの交換頻度と日数のほうになります。

  • 仕組み: 溶かす働きが追いつかないと塊になる。粘り気は溶けかけの状態
  • 受診の目安: 1時間もたない/500円玉より大きい塊/8日以上続く
  • 背景の病気: 子宮筋腫・子宮腺筋症・子宮内膜症。超音波検査で分かる
  • 漢方薬: 出血が続くなら芎帰膠艾湯/塊と鋭い痛みなら桂枝茯苓丸/冷えと貧血なら当帰芍薬散
  • 鉄: 量が多ければ必ず消耗する。健康診断で拾えない段階がある
  • 市販薬: 買えるが、塊が大きい・8日以上・貧血の症状があるなら受診が先

まず1周期だけ、ナプキンの交換回数と日数を記録してみてください。それだけで、様子を見てよいのか確かめる段階なのかがはっきりします。

記録と検査の結果をお持ちいただければ、止める方向と補う方向のどちらが先かを一緒に見ていきます。れいわ漢方薬局へお気軽にご相談ください。

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執筆者 濵田篤秀(薬剤師)

執筆者:濵田 篤秀

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