痔瘻とは|肛門周囲膿瘍から進む仕組みと、手術が要る理由

痔瘻とは|肛門周囲膿瘍から進む仕組みと、手術が要る理由

「お尻が腫れて熱まで出たのに、膿が出たら楽になりました。治ったのでしょうか」「薬で治らないと言われましたが、本当に手術しかないのですか」――痔瘻のご相談で、この2つは繰り返し伺うものです。

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答えは同じです。痔瘻は自然に閉じることがなく、手術が原則です。膿が出て痛みが引いても、できた管は残っています。市販薬でも漢方薬でも、この管が消えることはありません。

れいわ漢方薬局では、痔瘻のご相談を受けたとき、まず受診をおすすめしています。そのうえで、背景にある下痢を整えることを一緒に考えます。痔瘻の原因は、硬い便ではなく水様便だからです。

この記事では、痔瘻ができる仕組み、肛門周囲膿瘍との関係、症状の見分け方、下痢との結びつき、手術が必要な理由、再発を防ぐ方法までを扱います。

痔瘻とは何か

結論: 痔瘻は、肛門の内側と皮膚のあいだに膿の通り道(管)ができた状態です。切れ痔やいぼ痔とは成り立ちがまったく違います。

傷でもうっ血でもなく、感染

切れ痔は皮膚が切れた傷、いぼ痔は血管のうっ血です。これに対して痔瘻は、細菌が入って起きた感染がもとになります。

肛門の内側にある小さなくぼみに細菌が入り、その周囲に膿がたまる。膿が逃げ道を探して皮膚まで抜けると、そこに管が残ります。これが痔瘻です。

同じ痔という名前でまとめられているために、軟膏で治ると考えてしまう方が多いのですが、扱いはまったく別のものになります。

「市販の軟膏を半年塗りましたが、何も変わりませんでした」というお声をよくいただきます。効かなかったのではなく、薬が届かない場所に原因があった、というのが正確なところです。

肛門陰窩から始まる

肛門の内側、直腸と皮膚の境目には、肛門陰窩(こうもんいんか)と呼ばれる小さなくぼみが並んでいます。ここには肛門腺という分泌腺が開いています。

日本大腸肛門病学会の『肛門疾患・直腸脱診療ガイドライン』でも、この肛門陰窩からの感染が痔瘻の主な成り立ちとして示されています。入口は肛門の内側にあり、出口が皮膚側にできる。この構造が、外から塗る薬では届かない理由です。

男性に多いが、下痢があれば誰にでも起きる

痔瘻は男性に多いとされています。ただし、これは性別そのものより、下痢の頻度や生活の要因が関わっていると考えられています。

女性でも、慢性の下痢を抱えている方には起こります。当薬局でも、何年も軟便が続いていた方から痔瘻の手術を受けたというお話を伺うことがあります。

「痔は便秘の人がなるものだと思っていました」と話される方が本当に多いのですが、痔瘻に限っては逆です。下痢が続いている方ほど、条件が揃います。

肛門周囲膿瘍から痔瘻へ

結論: 痔瘻の手前には、必ず肛門周囲膿瘍という段階があります。この段階で受診できれば、切開だけで済むことがあります。

2段階で進む

膿がたまっている状態が肛門周囲膿瘍、そこから管ができた状態が痔瘻です。順番は必ずこの順で、いきなり痔瘻にはなりません。

膿がたまった状態は、圧のかかった風船に近い形です。逃げ道ができるまで圧は上がり続け、抜けた瞬間に痛みが引きます。ただし風船と違って、抜けたあとに通り道が残ります。

この通り道が残るかどうかが、切開で済む場合と手術が要る場合の分かれ目になります。

段階 何が起きているか 症状 手当て
肛門周囲膿瘍 くぼみから細菌が入り、膿がたまる 強い痛み、腫れ、38度前後の発熱 切開して膿を出す
自然に破れる 膿が皮膚を破って出る 痛みが急に軽くなる 治っていない。管が残る
痔瘻 内側と皮膚をつなぐ管が残る 膿がじくじく出る、下着が汚れる 手術が原則

膿が出て楽になった時が分かれ道

自然に破れて膿が出ると、痛みが引きます。ここで治ったと感じて受診をやめる方が非常に多くいます。

痛みが引くのは、圧が抜けたからです。管そのものは残っており、再びたまれば同じことが起きます。腫れと膿を何度も繰り返している方は、その都度おさまっているのではなく、同じ管が詰まっては破れているだけということがあります。

「1年で3回腫れましたが、そのたびに自然に治りました」というお話を伺うことがあります。3回とも治っていたのではなく、同じ管が3回詰まったと考える方が実態に近くなります。

切開で済む段階を逃さない

膿瘍の段階で受診できれば、切開して膿を出すことで済む場合があります。すべてがそうなるわけではありませんが、選択肢は確実に多くなります。

管ができてしまうと、切開だけでは終わりません。早い段階なら簡単に済んだものが、待つほど大きな治療になる。痔瘻はこの傾向が最もはっきり出る疾患です。

痛みが強い時期は受診に踏み切りやすく、引いてしまうと足が遠のく。この心理が受診を遅らせています。痛い日ほど、行く理由がはっきりしていると考えてください。

症状の見分け方

結論: 座ると片側だけ痛む、下着に膿が付く、腫れと熱を繰り返す。この3つが痔瘻を疑うサインです。

切れ痔・いぼ痔との違い

切れ痔は排便のときに鋭く痛み、終わると軽くなります。いぼ痔は出血や脱出が中心です。

痔瘻は、排便と関係なく痛みます。座っているだけで痛む、片側だけ腫れている。この痛み方が最も分かりやすい違いです。

見分けの目安を並べると、排便のときだけ鋭く痛むなら切れ痔、出血や脱出が中心ならいぼ痔、座っていても痛んで熱が出るなら痔瘻。この3つで見当がつきます。

熱が出るのは痔瘻だけ

切れ痔でもいぼ痔でも、発熱はしません。38度前後の熱と肛門の痛みが同時にあるなら、膿がたまっている段階を疑います。

熱が出るため、風邪と間違える方もいます。座ると痛む、片側だけ腫れているという特徴があれば、肛門の側を疑う場面です。

市販の解熱鎮痛薬で熱と痛みを抑えると、そのぶん受診が遅れます。原因が膿である以上、薬で抑えても中の圧は下がりません。

下着が汚れるのは管ができたサイン

膿がじくじくと出るようになると、下着に汚れが付きます。においを伴うこともあります。

この段階では、すでに管ができています。パッドを当ててしのいでいる方がいらっしゃいますが、対処ではなく受診の理由になります。

量が少ないと、汗や湿り気と区別がつかないこともあります。においを伴う、下着の同じ場所が繰り返し汚れる。この2つが目印です。

下痢との結びつき

結論: 痔瘻の原因になるのは、硬い便ではなく水様便です。くぼみに入り込めるのは、形のない便だけだからです。

くぼみに入るのは水様便

肛門陰窩は非常に小さなくぼみです。固形の便は入りません。入り込めるのは、水のような便や泥状の便です。

痔は便秘の人がなるもの、という思い込みがあるため、下痢が続いている方ほど自分が対象だと思っていません。痔瘻に限っては、便秘より下痢の方がはっきりした要因です。

くぼみの大きさは、便の形を選びます。形のある便は表面を通り過ぎるだけですが、水様便は入り込みます。入口の広さではなく、便の側の形で決まる構造です。

下痢と呼んでいない軟便も対象

1日2〜3回の軟便が何年も続いている方は、ご自身ではそれを下痢と呼んでいないことがあります。体調が悪いわけでもなく、日常になっているためです。

ただし、くぼみに便が入る機会という点では回数がそのまま効いてきます。下痢かどうかではなく、形のない便が1日に何回出ているかで見ます。

数え方は簡単です。1週間、形のない便が出た回数だけ書き出します。10回を超えているなら、痔瘻の条件としては十分に多い状態です。

免疫の状態も関わる

糖尿病がある方、免疫を抑える薬を使っている方では、感染が起きやすくなります。膿瘍の進み方も早くなることがあります。

こうした背景がある場合、腫れと痛みが出た時点で早めに受診する方が安全です。様子を見る余地が小さくなります。

クローン病という腸の病気では、痔瘻が症状の1つとして出ることがあります。若い方で痔瘻を繰り返す場合、腸の側も調べる対象になります。

手術が原則である理由

結論: 痔瘻は管が残っている限り再発します。管を処理しない方法では、繰り返す状態から抜けられません。

管は自然に閉じない

できた管の内側は、皮膚に近い組織で覆われていきます。この状態になると、外から薬を塗っても、飲み薬を続けても閉じません。

一度できた管は、地面の下に残った水路に近いものだと考えてください。水が流れていない時期は静かですが、地形そのものは変わっていません。

膿を出すだけの処置では、圧が抜けて一時的に楽になるだけです。何度繰り返しても、同じ経路が残り続けます。

抗菌薬で腫れが引くこともあります。これも同じで、菌を抑えているあいだは落ち着きますが、管が消えるわけではありません。

漢方薬にできることとできないこと

痔瘻そのものに漢方薬は効きません。これは正直にお伝えしています。乙字湯(おつじとう)の効能にも痔瘻は含まれておらず、認められている範囲は「痔核(いぼ痔)、きれ痔、便秘、軽度の脱肛」です。

漢方薬の役割は、原因の上流にあります。下る回数が減れば、くぼみに便が入る機会も減ります。手術の前でも後でも、この意味は変わりません。

漢方薬なら手術を避けられると思われがちですが、実際は逆です。上流を減らしても、すでにできている管はそのまま残ります。役割を分けて使う方が、どちらも活きます。

放置するとどうなるか

長く置くと、管が枝分かれして複雑になります。1本だったものが複数になり、手術の規模が大きくなります。

まれではありますが、10年、20年と放置した痔瘻からがんが発生することが知られています。頻度は高くないものの、待つ理由にはなりません。

繰り返すたびに膿がたまる場所が広がることもあります。痛みが同じでも、中で起きていることは前回と同じとは限りません。

手術と入院の目安

結論: 手術の方法は、管の走り方で決まります。日帰りで済むものから、1週間程度の入院が必要なものまであります。

方法は管の位置で決まる

管が浅い場所を通っているか、肛門を締める筋肉をどう横切っているか。これによって選べる方法が変わります。

代表的なのは、管を切り開く方法と、ゴムやひもを通して少しずつ処理していく方法です。どちらになるかは診察と検査で決まるため、方法を先に決めて受診する必要はありません。

単純な1本の管か、枝分かれしているか。この違いが方法と回復期間を大きく分けます。早い時期ほど単純なうちに済みます。

締める力を残すことが要点

肛門を締める筋肉を大きく切ると、便が漏れやすくなります。手術では、この機能をどれだけ残せるかが常に検討されます。

受診が早いほど、機能を残せる可能性が高くなります。管が単純なうちに処理する方が、切る範囲が小さくて済むためです。

手術のあとに便が漏れやすくなるかどうかは、この点にかかっています。心配な方は、診察のときに機能をどこまで残せるかを具体的に聞いてください。

仕事の都合は相談してよい

日帰りで受けられる方法もあれば、数日の入院が必要な方法もあります。仕事の予定を伝えれば、選択肢の中で調整してもらえることがあります。

聞かずに決めつけて先延ばしにするより、条件を確かめる方が話が早く進みます。相談してみたら日帰りで済んだ、という方も少なくありません。

術後に必要な通院の回数も、あらかじめ聞いておくと予定が立てやすくなります。傷の処置で数回通うことが一般的です。

受診すると何をするのか

結論: 診察は数分で終わります。管の走り方を確かめるために、超音波や画像の検査が加わることがあります。

受診の流れは3段階

初めての方が不安に感じるのは、何をされるか分からないことです。流れが分かっていれば決心がつく方は多くいます。

  1. 問診: いつから腫れたか、何回繰り返したか、便通はどうか。ここで日付のメモが役に立つ
  2. 診察: 横向きに寝た姿勢で、必要な範囲だけを出して行う。時間にして数分
  3. 検査: 管の走り方を確かめるため、超音波や画像の検査が加わることがある

「どんなことをされるのか分からないから行けない」というお話をよく伺いますが、受診されたあとは、思っていたより短かったと話される方がほとんどです。

何科に行くか

肛門科、または肛門外科が専門です。近くに無ければ、消化器外科や外科でも診てもらえます。

腫れと熱が出ている段階なら、その日のうちに診てもらう必要があります。予約が取れない場合でも、事情を伝えれば当日に対応してもらえることがあります。

下痢が主で、腫れも熱も無いなら、消化器内科から入る道もあります。便通の相談として始める方が、心理的な負担は小さくなります。

女性の医師が担当する日を設けている施設もあります。受診の前に電話で確かめておくと、行きやすさが変わります。

持っていくと話が早いもの

腫れた日の日付、繰り返した回数、便通の状態。この3つがあると、問診が数分短くなります。

持病がある方は、お薬手帳も一緒に渡すと確実です。糖尿病や免疫を抑える薬を使っている場合、進み方の見立てが変わります。

あわせて考えたいのが、腸の側の状態です。若い方で痔瘻を繰り返している場合、クローン病が背景にないかを調べることがあります。肛門の症状が腸の病気の入口になることがあるためです。

再発を防ぐには

結論: 手術で管を処理しても、下痢が続いていれば同じ経路をたどる可能性が残ります。便通を整えることが、そのまま再発の予防になります。

術後に手を入れるのは便通

手術で痔瘻そのものは処理されます。ただし、くぼみに便が入るという条件は変わりません。

1日5回の軟便が2回になれば、条件は半分以下になります。手術のあとに体質を整える意味は、この一点にあります。

手を入れる順番は状況で変わります。腫れと熱がある時期は受診が最優先、術後の傷が落ち着いてからが体質の番、下痢だけが残っている時期は漢方薬が中心。この3つを混ぜないことが要点です。

手術の前から始めても構いません。便通が落ち着いていれば、術後の傷が便で汚れる回数も減り、治りが早くなります。

慢性の下痢に使う漢方薬

何か月も続いている下痢には、吸収する力を補うものと、体を温めるものを使います。

啓脾湯(けいひとう)は、やせて顔色が悪く、食が細く、何年も軟便が続くという方に向きます。厚生労働省の一般用漢方製剤承認基準では「やせて顔色が悪く、食欲がなく、下痢の傾向のあるもの」に用いるとされています。効き方はゆるやかで、3か月ほどかけて便の形が戻っていきます。

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人参湯(にんじんとう)は、みぞおちが冷えて冷たいものですぐ下る方に向きます。冷えが背景にある方は、こちらから考えます。

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腹痛と残便感があるとき

排便のあとも残る感じがあり、腹痛を伴うなら桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)を使います。腸の緊張をゆるめる働きで、トイレに行く回数そのものが減ります。

回数が減れば、肛門が休む時間ができます。急いで拭く場面も減るため、周囲の皮膚への負担も軽くなります。

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拭き方と洗いすぎも見直す

術後の傷が落ち着くまでは、肛門周囲の皮膚が弱くなっています。強くこする、強い水圧を長く当てる。この2つは避けます。

押さえて水分を取る、弱い水圧で数秒。乾かす手順まで含めて1組にすると、かゆみや荒れを防げます。

「きれいにするほど良くなるはず」と考えて長く洗う方が多いのですが、洗いすぎは皮膚を守っている脂を落とします。術後ほど、この加減が結果に出ます。

改善症例|手術のあとに下痢を整えたケース

結論: 痔瘻そのものは手術で処理されます。当薬局が引き受けるのは、そのあとの再発の条件を減らす部分です。

ケース1:40代男性・手術から半年、下痢が残っていた

手術から半年、傷は治っている。それでも軟便が1日4〜5回、もう5年以上。この数字から始まったご相談です。手術のとき下痢を減らすように言われたものの、方法が分からないままだったとのことでした。

お腹を触ると冷たく、食後に眠くなり、便は形にならず色が薄い状態。脾虚(ひきょ)と冷えが重なった型と見て、啓脾湯を朝晩の2回で開始しました。冷たい飲み物を常温に替え、腹巻きを日中も使っていただいています。

3か月後には1日1〜2回まで減り、便に形が出ています。再発の不安が減ったことがいちばん大きい、と話してくださいました。

ケース2:30代男性・腫れを繰り返して受診が遅れた

「年に2回くらい腫れて、そのたびに膿が出て治っていました」。最初にそう話してくださった方です。3年でこれを5回繰り返し、そのあいだ一度も受診していませんでした。

膿が出て楽になるのは治ったのではなく、圧が抜けただけであることをお伝えし、まず肛門科の受診をおすすめしました。結果は痔瘻で、手術を受けています。

術後、背景にあった1日3回の軟便に手を入れました。桂枝加芍薬湯を使い、朝の冷たい飲み物をやめていただいています。2か月で1日1〜2回に減り、その後は腫れを繰り返していません。5回目の腫れの前に来ていればもっと早かった、というのが本人の言葉です。

よくある質問

Q. 膿が出て痛みが引きました。治ったのではないですか?

A. 治っていません。痛みが引いたのは、たまっていた膿の圧が抜けたためです。管は残っており、再びたまれば同じことが起きます。腫れと膿を繰り返しているなら、同じ管が詰まっては破れている状態です。受診してください。

Q. 痔瘻は薬で治りませんか?

A. 治りません。管の内側は皮膚に近い組織で覆われるため、塗り薬でも飲み薬でも閉じません。漢方薬も同じで、乙字湯の効能にも痔瘻は含まれていません。漢方薬にできるのは、原因になっている下痢を減らすことです。

Q. 手術は入院が必要ですか?

A. 管の走り方によります。日帰りで受けられる方法もあれば、数日の入院が必要な方法もあります。仕事の予定を伝えれば選択肢の中で調整してもらえることがあるので、決めつけずに相談してください。

Q. なぜ下痢が原因になるのですか?

A. 痔瘻は、肛門の内側にある小さなくぼみに便が入って起きます。このくぼみは非常に小さく、固形の便は入りません。入り込めるのは水のような便や泥状の便です。硬い便でなる切れ痔とは、原因が逆になります。

Q. 手術のあと、また同じことが起きますか?

A. 下痢が続いていれば、同じ経路をたどる可能性が残ります。1日5回の軟便が2回になれば条件は半分以下になるので、術後に便通を整えることが再発の予防になります。当薬局でご相談をお受けするのは、この部分です。

まとめ:膿が出て楽になった時点が分かれ道

痔瘻は、痔という名前でまとめられている3つの中で、唯一手術が前提になるものです。同じ扱いをすると、時間だけが過ぎます。

  • 成り立ちは感染: 肛門の内側のくぼみに便が入り、膿がたまって管ができる
  • 原因は水様便: 硬い便は入らない。便秘より下痢が要因になる
  • 膿が出ても治っていない: 痛みが引くのは圧が抜けただけ。管は残る
  • 手術が原則: 塗り薬でも漢方薬でも管は閉じない。早いほど切る範囲は小さい
  • 再発の予防は便通: 下る回数を減らすことが、そのまま条件を減らす

最後に、本文で触れなかったことを1つ。腫れて膿が出た日を、日付で残しておいてください。年に何回繰り返しているかは、受診したときに医師がいちばん知りたい情報の1つです。記憶では「たまに」としか答えられませんが、日付があれば頻度がそのまま伝わります。手術の方法を決める材料にもなります。

「腫れを繰り返している」「手術のあとも下痢が続いている」という方は、れいわ漢方薬局にご相談ください。受診が要る段階かどうかをお伝えしたうえで、便通を整える漢方薬をご提案します。

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れいわ漢方薬局 無料漢方相談(来店・ビデオ通話・LINEチャット)
執筆者 濵田篤秀(薬剤師)

執筆者:濵田 篤秀

れいわ漢方薬局 渋谷店 薬剤師/博士(医学)

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