「痛くないのに血が出ました」「トイレのあと、何か出ている感じがします」――いぼ痔のご相談は、この2つの言葉で始まることがほとんどです。
いぼ痔は、肛門周囲の血管がうっ血して膨らんだ状態です。できる場所が内側か外側かで、痛みの出方も治療の選び方も変わります。痛くないのに血が出るのは、内側にできている合図です。
れいわ漢方薬局では、いぼ痔のご相談で便通の状態を必ず伺います。硬い便も水様便も、どちらもいぼ痔を悪化させるからです。塗り薬だけでは、作られる原因が残り続けます。
この記事では、内側と外側の違い、うっ血が起きる仕組み、悪化させる習慣、進み方の4段階、女性に多い時期、使う漢方薬までを扱います。
いぼ痔は場所で2つに分かれる
結論: 肛門の内側にできるものを内痔核、外側にできるものを外痔核と呼びます。痛みを感じるかどうかが、いちばん大きな違いです。
境目は歯状線
肛門の内側には、歯状線(しじょうせん)と呼ばれる境目があります。ここより奥は直腸の粘膜、手前は皮膚です。
粘膜側には痛みを感じる神経が通っていません。そのため、内側にできた内痔核は膨らんでも痛みが出にくく、出血で気づくことが多くなります。
外側は皮膚なので痛みを感じます。腫れて痛むのは外痔核、痛くないのに血が出るのは内痔核という見分けになります。
内痔核は出血で気づく
排便のあと、紙に血が付く、便器が赤くなる、ぽたぽた落ちる。内痔核の出血は、量が多く見えることがあります。
驚く量に見えても、内痔核からの出血であれば量ほど深刻ではないことが多くあります。それでも一度は確かめておく意味があります。量より色の方が情報を持っており、黒っぽい血なら胃や小腸からの出血を疑います。
痛みが無いために放置されやすく、進んでから受診する方が多いのがこの型です。出血に気づいてから受診まで1年以上たっていた、というお話も珍しくありません。
外痔核は急に腫れて痛む
外側の血管に血の塊ができると、急に腫れて強く痛みます。血栓性外痔核と呼ばれる状態です。
長時間座っていた翌日、重いものを持ったあと、冷えた日に起きやすくなります。触ると硬いしこりのように感じられ、歩くのもつらいほど痛むことがあります。
多くは2週間ほど、長くても1か月ほどで自然に小さくなります。痛みが強いときは受診した方が早く楽になります。
なぜうっ血するのか
結論: 肛門周囲には細かい血管が網の目のように集まっています。ここに血が滞ると膨らみ、いぼ痔になります。
もともと血管が集まっている場所
肛門の周りには、便やガスが漏れないよう密閉するためのクッションのような組織があります。この中に細かい血管が集まっています。
つまり、いぼ痔は異物ができるのではなく、もともとある組織が膨らんだ状態です。誰にでもある構造なので、条件が揃えば誰でもなります。
体質だから仕方ないと思われがちですが、実際は条件の側を減らせば戻ります。生まれつきの問題ではありません。
圧がかかると血が戻れなくなる
いきむ、長時間座る、重いものを持つ。いずれも腹圧を上げ、肛門周囲の血が心臓へ戻りにくくなります。
滞った血は血管を押し広げ、次第に膨らみます。同じことが繰り返されると、支えている組織もゆるみ、外へ出てくるようになります。
1回の強いいきみより、毎日の小さないきみの積み重ねが効いてきます。トイレで10分座る習慣がある方は、その時間そのものが原因になっています。
冷えも血の戻りを悪くする
下半身が冷えると血管が縮み、血の巡りが落ちます。冬に悪化する、冷房の効いた部屋で長時間座ると痛むという方は、この影響を受けています。
東洋医学では、血の滞りを瘀血(おけつ)と呼びます。いぼ痔は瘀血が肛門に現れた形として扱われ、温めることが手当ての1つになります。
湯船に10分ほど浸かるだけで、翌朝の違和感が変わる方がいます。シャワーだけで済ませている方は、ここを変える価値があります。40度前後で、熱くしすぎないのが目安です。
悪化させる5つの習慣
結論: トイレで長く座る、いきむ、座りっぱなし、冷やす、便通が乱れる。この5つが揃うほど、いぼ痔は進みます。
見直す順番
5つのうち、変えやすいものから手を付けます。効果が出るまでの期間も違うため、順番を決めておくと続きます。
| 習慣 | 何が起きるか | 変える目安 | 変化までの期間 |
|---|---|---|---|
| トイレで長く座る | 肛門に血がたまり続ける | 3分で切り上げる | 数日〜2週間 |
| 強くいきむ | 腹圧で血が戻れない | 息を吐きながら押す | 数日〜2週間 |
| 座りっぱなし | 血が滞る | 1時間に1回立つ | 2週間〜1か月 |
| 下半身の冷え | 血管が縮んで巡りが落ちる | 湯船に10分、腹巻き | 2週間〜1か月 |
| 便通の乱れ | 硬い便も水様便も刺激になる | 便の形を整える | 1〜3か月 |
上の2つは今日から変えられ、変化も早く出ます。まずトイレの時間からというのが、いちばん失敗の少ない入り方です。
5つを同時に変えようとすると続きません。1つ変えて2週間、次を1つ、という進め方の方が結果的に早く終わります。どれが効いたのかも分かります。
スマートフォンを持ち込まない
トイレでスマートフォンを見ながら10分座る。この習慣がある方は、まずここからです。座っている時間そのものが、肛門に血をためます。
時間を計るより、持ち込むものを減らす方が確実です。持ち込まなければ、3分は自然に守れます。
出なければ一度立って、次の便意を待つ方が結果的に早く出ます。いきみ続けるのは、いぼ痔にとって最も負担の大きい行為です。
息を止めていきまない
息を止めて力むと、腹圧が一気に上がります。息を吐きながらお腹を膨らませる方が、肛門にかかる圧は下がります。
前かがみになり、足を少し高くする姿勢も、直腸から肛門への角度をゆるめます。踏み台を置くだけで、いきむ力が要らなくなる方もいます。
道具も費用も要らないので、まず試す価値があります。姿勢と呼吸だけで出方が変わったという方は多くいます。
座り方と冷えを一緒に扱う
デスクワークの方は、1時間に1回立つだけで違います。座面が硬い場合は、クッションを1枚敷くと夕方の違和感が変わります。
立ち仕事の方も対象です。同じ姿勢が続くこと自体が血をためるので、座るか立つかより、動かない時間の長さが影響します。
冷房の効いた部屋で長時間座るのは、うっ血と冷えが同時に起きる条件です。ひざ掛けや腹巻きを足すだけで、夕方の症状が変わります。
進み方は4段階
結論: 内痔核は、脱出の程度で4段階に分けられます。前の2段階なら、薬と生活の見直しで戻ることが多くあります。
段階ごとの目安
自分がどの段階かは、いきんだあとに何が起きるかで分かります。何も出ないのか、出て自然に戻るのか、押さないと戻らないのか。この3つの問いで見当がつきます。
段階が上がるほど、薬で戻せる余地は小さくなります。逆に言えば、早い段階ほど生活の見直しだけで済む可能性が高いということです。
| 段階 | 状態 | 目安になる手当て |
|---|---|---|
| 第1度 | 出血のみ。脱出しない | 生活の見直しと外用薬で戻ることが多い |
| 第2度 | いきむと出るが、自然に戻る | 同上。便通を整えることが土台 |
| 第3度 | 手で押し込まないと戻らない | 医療機関での治療が現実的な選択肢に入る |
| 第4度 | 押しても戻らない | 手術を含めた治療の対象 |
第2度までは、市販薬と生活の見直しで戻る方が多くいます。手で戻す段階になったら、粘らずに受診する方が結果的に早く終わります。
進むと戻りにくくなる
支えている組織がゆるむと、元の位置に戻る力が弱くなります。ここまで来ると、薬では戻せません。
第2度から第3度への移行は、自覚しにくいものです。押し込む動作が習慣になってしまい、いつからそうしているか思い出せない方が多くいます。
押し込んでいる時点で第3度です。この一線を目印にしておくと、判断を先延ばしにしなくて済みます。
手術以外の選択肢もある
内痔核には、硬化療法という注射の治療があります。日帰りで受けられ、切らずに済む方法として広く行われています。
ゴム輪で縛る方法もあります。どれが向くかは診察で決まるため、手術しかないと決めつけて受診を遅らせる必要はありません。
実際、受診した方の多くは薬と生活の見直しで済んでいます。手術になるかどうかは、行くか行かないかではなく、いつ行くかで決まる部分が大きくあります。
女性に多い時期
結論: 妊娠中と出産後は、いぼ痔が起きやすい時期です。骨盤内の圧迫と便通の乱れが重なるためです。
妊娠中に増える理由
大きくなった子宮が骨盤内の血管を圧迫し、肛門周囲の血流が滞ります。加えて、ホルモンの影響で便秘になりやすく、いきむ回数も増えます。
この2つが重なるため、妊娠後期になるほど起こりやすくなります。予防として、妊娠中から便通を整えておくと負担が軽くなります。
鉄剤を飲んでいる方は、便が硬くなりやすい点も重なります。妊娠中の貧血で処方されることが多く、この時期にいぼ痔が出る一因になっています。
出産のいきみで一気に出ることがある
分娩時のいきみで、それまで無かったいぼ痔が急に出ることがあります。多くは時間とともに小さくなります。
ただし授乳中は使える薬が限られるため、自己判断は避けてください。痛みが強い、戻らない、出血が続く。この3つのどれかがあれば受診の対象です。
妊娠中と授乳中は、市販薬にも漢方薬にも避けたいものがあります。まず産科に相談する順番になります。
生理周期でも変わる
生理前は黄体ホルモンの働きで便が止まりやすく、いきむ回数が増えます。生理中は骨盤内がうっ血しやすく、痛みや違和感が強く出ることがあります。
毎月同じ時期に悪化するなら、周期との関係を疑います。この場合は、痔の側だけでなく周期そのものを整える方向で考えます。
生理のたびに下痢になる方は、その時期に周囲の皮膚も荒れます。便秘と下痢が周期で入れ替わるぶん、両方の負担を受けることになります。
便通との関係
結論: 硬い便も水様便も、どちらもいぼ痔を悪化させます。便通を整えることが、再発を防ぐいちばん強い手です。
硬い便はいきみを増やす
便が硬いと、出すために強くいきみます。この腹圧がうっ血を進めます。
水分と水溶性の食物繊維を増やし、必要なら便を軟らかくする薬を使います。ここで刺激性の下剤を選ぶと、腹痛といきみが増えることがあるため、便に水分を含ませるタイプの方が向きます。
食物繊維も種類で分かれます。水に溶けないタイプを増やすと便の量が増えて硬くなることがあるため、溶けるタイプから増やす順番にします。
下痢も刺激になる
下痢が続くと、拭く回数が増えて周囲の皮膚が荒れます。荒れると痛み、痛みで我慢すると今度は便が硬くなる。この往復で悪化します。
痔は便秘の人がなるもの、という思い込みが対処を遅らせます。下痢が続いている方も対象です。
1日3回の軟便が何年も続いている方は、ご自身ではそれを下痢と呼んでいないことがあります。回数という点では、拭く動作もそのぶん増えています。
拭き方と洗いすぎ
紙でこすると、荒れた皮膚がさらに削れます。押し当てて水分を吸わせる形にすると、摩擦が減ります。
温水洗浄便座は、弱い水圧で数秒にとどめます。強い水圧を長く当てると、皮膚を守っている脂が落ちて乾き、かえって荒れます。洗ったあとは押さえて水気を取り、濡れたままにしないことも大切です。
温度も熱くしすぎない方が無難です。かゆみが一時的に引くため熱くしがちですが、そのぶん乾きが進みます。
いぼ痔に使う漢方薬
結論: 便秘型なら乙字湯、出血が続くなら芎帰膠艾湯、血の滞りが強いなら桂枝茯苓丸。状態で選び分けます。
乙字湯|便秘型のいぼ痔に
乙字湯(おつじとう)は、痔に使う漢方薬の代表です。厚生労働省の一般用漢方製剤承認基準では、その効能を「痔核(いぼ痔)、きれ痔、便秘、軽度の脱肛」としています。
大黄(だいおう)を含み、便通をつける働きがあります。便秘傾向の方に向く組み立てなので、下痢が続いている方にそのまま使うと回数が増えます。買う前に、便通の状態を薬剤師に伝えておくと確実です。
芎帰膠艾湯|出血が続くとき
芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)は、出血に用いる漢方薬です。厚生労働省の同じ承認基準では、体力中等度以下で冷え症、出血傾向があるものの「痔出血」などに用いるとされています。
冷えがあり、貧血気味で、出血が続くという方に向きます。乙字湯が便秘寄りの方に向くのに対し、こちらは冷えと出血が前に出ている方が対象です。
桂枝茯苓丸|血の滞りが強いとき
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)は、血の巡りの滞りを動かす漢方薬です。うっ血が強く、下腹部の張りや冷えのぼせを伴う方に使うことがあります。
舌の裏の静脈が太い、唇の色が暗い、肩こりが強い。こうしたサインが揃うなら、瘀血が背景にあると考えます。女性では生理痛や子宮内膜症でこの漢方薬を使っている方も多く、その場合は痔の側にも一緒に働きます。
補中益気湯|脱出といきむ力の低下に
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)は、体の力を底から補う漢方薬です。押し出す力が落ちて長くいきんでしまう方、夕方になるほど脱出が出やすい方に使います。
疲れやすく、食が細く、立っていると症状が強くなるという方が当てはまります。即効性はなく、3か月ほどかけて、いきまなくても出る状態に近づける役割です。
市販薬と受診の目安
結論: 第2度までなら市販薬で対応できます。期間を決めて使い、変わらなければ受診に切り替えます。
軟膏と坐薬の使い分け
外側の痛みが中心なら軟膏、内側からの出血が中心なら坐薬が向きます。両方の性質を持つ注入軟膏もあり、迷ったときはこちらでも構いません。
薬局で選ぶときは、症状の場所と、痛みか出血かのどちらが強いかを伝えると絞りやすくなります。ステロイドを含むものと含まないものがある点も、伝えれば分けてもらえます。
長く使う前提なら、含まないものを選ぶ考え方もあります。2週間を超えて使い続ける場合は、この点も相談しておくと安心です。
2週間で区切る
市販薬を2週間使って変わらないなら、受診に切り替える。この区切りを先に決めておくと、だらだら使い続ける状態を避けられます。
3年間、同じ軟膏を買い続けていたという方もいらっしゃいます。少しでも効いている実感があると、区切りが作れなくなるためです。1か月ぶんの薬代を数えてみると、判断が変わることがあります。
受診を急ぐサイン
黒っぽい血が出る、出血が続いて立ちくらみがする、押しても戻らない、腫れて熱が出る。このどれかがあれば、期間に関わらず受診してください。
腫れて発熱がある場合は、いぼ痔ではなく肛門周囲膿瘍の可能性があります。この場合は痔瘻へ進むため、その日のうちに肛門科を受診する対象です。
いぼ痔では熱は出ません。38度前後の熱と肛門の痛みが同時にあるなら、別のものとして扱います。
改善症例|いぼ痔が落ち着いたケース
結論: 第2度までなら、習慣を変えるだけで戻ることがあります。当薬局では便通と一緒に手を入れています。
ケース1:40代男性・トイレで10分座る習慣
排便のたびに紙に血が付く、という状態が1年半。痛みは無く、いきむと少し出るが自然に戻るとのことで、第2度と見ています。
伺うと、トイレにスマートフォンを持ち込んで毎回10分座っていました。まず持ち込みをやめて3分で切り上げること、踏み台を使うことをお伝えし、便が硬めだったため乙字湯を朝晩の2回で開始しています。
2週間で出血の回数が半分になり、2か月後にはほぼ無くなりました。座る時間を変えただけで違った、というのが本人にとって意外だったそうです。
ケース2:30代女性・出産後から続く違和感
出産後に出たいぼ痔が、1年たっても残っているというご相談。授乳が終わっており、薬の制限は外れていました。出血は少量ですが、夕方になるほど脱出が出やすいとのことです。
疲れやすさと食の細さもあり、押し出す力の低下が重なった型と判断しました。補中益気湯を朝晩の2回で開始し、冷えが強いため腹巻きと湯船の習慣を足しています。
3か月で夕方の脱出が減り、半年後には気にならなくなりました。急がずに土台を戻す形が合った例です。
よくある質問
Q. 痛くないのに血が出ます。いぼ痔ですか?
A. 内痔核の可能性が高い状態です。肛門の内側には痛みを感じる神経が通っていないため、膨らんでも痛まず出血で気づきます。ただし黒っぽい血なら胃や小腸からの出血を疑うため、色を覚えて受診してください。量より色の方が情報を持っています。
Q. いぼ痔は自然に治りますか?
A. 第1度・第2度なら、生活の見直しと外用薬で戻ることが多くあります。手で押し込まないと戻らない段階からは、支えている組織がゆるんでいるため薬では戻せません。押し込んでいる時点で受診の対象と考えてください。
Q. 乙字湯を飲めばよいのでしょうか?
A. 便秘傾向のいぼ痔には向きます。ただし大黄を含み便通をつける働きがあるため、下痢が続いている方には向きません。冷えと出血が中心なら芎帰膠艾湯、血の滞りが強いなら桂枝茯苓丸というように、状態で選び分けます。
Q. 座り仕事なのですが、どうすればよいですか?
A. 1時間に1回立つだけで違います。座面が硬い場合はクッションを1枚敷いてください。冷房の効いた部屋では、うっ血と冷えが同時に起きるため、ひざ掛けや腹巻きを足すと夕方の症状が変わります。
Q. 妊娠中にいぼ痔になりました。薬は使えますか?
A. 自己判断で選ばず、まず産科に相談してください。市販薬にも漢方薬にも妊娠中に避けたいものがあり、大黄を含む乙字湯も慎重に扱います。当薬局でも、妊娠の週数を伺ったうえで産科の方針と食い違わない範囲でご提案しています。
まとめ:場所と段階を決めてから手を入れる
いぼ痔は、できる場所と進み方の段階で扱いが変わります。まずこの2つを決めると、次にすることがはっきりします。
- 場所は2つ: 痛くないのに血が出るなら内痔核、腫れて痛むなら外痔核
- 段階は4つ: 押し込まないと戻らない第3度からは受診の対象
- 悪化させる5つ: 長く座る、いきむ、座りっぱなし、冷やす、便通の乱れ
- 便秘も下痢も原因になる: 硬い便はいきみを増やし、水様便は皮膚を荒らす
- 漢方薬は状態で選ぶ: 便秘型は乙字湯、出血は芎帰膠艾湯、血の滞りは桂枝茯苓丸
最後に、本文で触れなかったことを1つ。変えるのは、いちばん短い時間で済むものからにしてください。トイレの3分、踏み台、1時間に1回立つ。この3つは今日から始められて、2週間で変化が分かります。食事や体質の見直しは効果が出るまでに時間がかかるので、先に短いものを片付けておくと、続ける気持ちが保てます。
「痛くないのに血が出る」「市販薬を使っているが変わらない」という方は、れいわ漢方薬局にご相談ください。症状と便通の状態を伺ったうえで、体質に合う漢方薬と、受診が要るかどうかの見立てをお伝えします。


