「治った人はいるのでしょうか」「何をすれば抜けられるのか知りたいです」――過敏性腸症候群(以下「IBS」)が長引いている方から、この2つはよく伺います。
症状が出ない期間が続き、生活が元に戻る方は実際にいらっしゃいます。ただし、その方たちが共通してやっていたのは、症状をゼロにすることではありません。出ても困らない状態を作ることでした。
れいわ漢方薬局では、この型のご相談で目標の置き方を先に整理します。ゼロを目指すと、少しの症状で失敗と感じてしまうためです。
この記事では、治ったという言葉の意味、回復までの段階、実際に変えたこと、戻ってしまう理由、目標の置き方までを扱います。
治ったとはどういう状態か
結論: 症状が完全に消えることより、出ても生活が回る状態を指すことがほとんどです。この違いを知っておくと、経過の見方が変わります。
生活が戻ることを指している
電車に乗れる、会議に出られる、旅行に行ける。治ったと話される方の多くは、この状態を指しています。
症状が月に1〜2回出ることはあっても、予定を断らずに済む。この線を越えると、本人の実感としては治ったに近くなります。
完全にゼロになった方もいらっしゃいますが、それより「困らなくなった」という表現の方が実際には多く聞かれます。
治るというのは症状が消えることだと思われがちですが、実際に本人が治ったと感じる線は別のところにあります。生活が戻るかどうかが、その線です。
体質の要素は残る
腸が刺激に反応しやすいという性質は、時期によって強まったり弱まったりします。生活の変わり目、季節、疲れ。こうした要因で揺れます。
この揺れがあること自体は、治っていないという意味ではありません。揺れても生活が続けられるかどうかが、実際の分かれ目になります。
風邪をひきやすい時期があるのと同じで、体調の波はあります。波があること自体を失敗と受け取らない方が、続けやすくなります。
ゼロを目標にしない
症状が完全に消えることを目標にすると、少し出ただけで失敗したと感じてしまいます。この感じ方そのものが、次の症状を呼ぶことがあります。
目標の置き方が、経過を左右する。IBSでは、この点が他の症状より大きく働きます。当薬局でも、最初にこの話をすることが多くあります。
予測が引き金になる型では、失敗したという感覚そのものが次の緊張を作ります。目標を下げる話ではなく、置き場所を変える話です。
回復までの段階
結論: 症状が軽くなる、出る場面が減る、出ても困らなくなる。この3段階で進みます。飛ばして最後には行けません。
3つの段階
多くの方が、次の順で変わっていきます。時間の目安は人によりますが、順番はほぼ共通しています。
自分がどこにいるかが分かると、次に何を見ればよいかも決まります。第1段階なら強さ、第2段階なら場面の数、第3段階なら行けた場所です。
| 段階 | 状態 | 目安の期間 |
|---|---|---|
| 第1段階 | 症状の強さが軽くなる。回数はまだ多い | 2週間〜1か月 |
| 第2段階 | 出る場面が減る。休日には出なくなる | 1〜3か月 |
| 第3段階 | 出ても予定を変えずに済む | 3か月〜1年 |
第2段階までは薬と生活の見直しで進み、第3段階は行動の側が中心になります。症状が減っても行動範囲が戻らない方は、ここで止まっています。
進め方は3手です。
- 型を決める(1週間): 記録をつけて、下痢型・便秘型・混合型・ガス型のどれかを決める
- 毎日と頓服を分ける(1か月): 毎日は整腸剤と漢方薬、その日だけは止瀉薬
- 行ける場所を増やす(3か月〜): 近い場所から1つずつ試す
1と2を飛ばして3から入ると、失敗する回数が増えて不安が強まります。
最初に変わるのは強さ
痛みが軽くなる、便意の急さが和らぐ。回数はまだ多くても、1回あたりの困り方が減ります。
ここが動けば、方向は合っています。回数だけを見ていると、この変化を見落とします。
1日3回のままでも、痛みが半分になっていれば進んでいます。数だけで判断すると、合っているものを途中でやめてしまいます。
痛みの強さは記憶であてになりません。飲み始めた日の状態を1行書いておくと、1か月後に比べられます。
場面が減っていく
次に、症状が出る場面が絞られてきます。毎日だったものが平日だけに、平日だけだったものが会議の日だけに。
「休日には出なくなりました」という報告は、この段階の目印です。範囲が狭くなっているという事実が、良くなっている証拠になります。
場面を書き出しておくと、この変化が見えます。先月は5つ、今月は3つ。数が減っていれば進んでいます。
最後は行動の側
症状が減っても、トイレの位置を確認する習慣は残ります。避けていた場所に行けるようになるまでには、もう一段かかります。
ここは薬では動きません。出ても困らない場面を1つずつ増やしていく作業になります。
近い場所から、短い時間から。1つ行けたら次へ、という進み方です。失敗しても、次の機会に戻せば構いません。
実際に変えたこと
結論: 型を決める、毎日と頓服を分ける、朝の順番を変える、記録をつける。この4つが共通しています。
型を決めた
下痢型か、便秘型か、入れ替わるか、ガスが主か。まず自分の型を決めたという方が多くいます。
型が決まらないまま薬を選ぶと、合わないものを続けることになります。下痢型に止める薬、便秘型に出す薬。この組み合わせで振り子が大きくなっていたという方は珍しくありません。
1週間の記録があれば、その場で決まります。腹痛があるときの便がどちらに寄るか、それだけを見ます。
下痢止めや便秘薬を使っている時期の便では判断できません。薬で形が変わった状態を型として覚えると、次に選ぶものがずれます。
毎日と頓服を分けた
毎日飲むものと、その日だけ飲むものを紙の上で分ける。この整理をした方が多くいます。
毎日飲む欄に整腸剤や漢方薬、その日だけの欄に止瀉薬。この形にすると、頓服を使った日数がそのまま経過の記録になります。
月に何日使ったかで、良くなっているかが測れるようになります。先月は8日、今月は3日。この数字が、いちばん分かりやすい指標になります。
朝の順番を組み替えた
家を出る時刻を15分早めて、出る前に座る時間を先に確保する。朝いちばんの飲み物を常温か白湯(さゆ)に替える。
出先で探す前提から、出る前に済ませる前提へ。この切り替えだけで、予測による症状が軽くなったという方が多くいます。
腸に直接手を入れていないのに変わるのは、緊張の側が引き金になっているためです。予測が症状を呼ぶ経路が、この型では大きく働いています。
記録をつけた
症状が出た時刻、便の形、その前の食事か場面。この3つを1週間ぶん書き出す。
そして、症状が出なかった日を数える。悪い日ばかりが記憶に残るため、数えないと良くなっているかが分かりません。
週に何日が良い日か、という見方に変えた方から、続ける気持ちが保てるようになったという話をよく聞きます。
記録は3つだけで足ります。細かく書こうとすると3日で止まるため、続く形にする方が大切です。
型別に効いたもの
結論: 下痢型は温度と緊張、便秘型は水分と繊維、ガス型は飲み込む空気。型ごとに手を入れる場所が違います。
下痢型で変わったこと
冷たい飲み物を常温に替える、朝の順番を組み替える、緊張する場面の前に済ませておく。
この3つで場面が減った方が多くいます。薬より先に温度と順番、という順序が共通しています。
費用がかからない手から試すと、薬を足す判断も冷静にできます。効いた実感があるものだけを残せるためです。
漢方薬では、腹痛と残便感があるなら桂枝加芍薬湯、疲れると下るなら啓脾湯という方向になります。
便秘型で変わったこと
水分と水溶性の食物繊維を増やす、朝に座る時間を確保する、刺激性の下剤から軟らかくするタイプへ切り替える。
痛みを伴う便秘では、強い下剤が腹痛を強めていることがあります。切り替えただけで楽になった、という方もいらっしゃいます。
刺激性の下剤を長く使っている方は、いきなりやめると出なくなります。軟らかくする薬を重ねてから、少しずつ減らす順番にします。
ガス型で変わったこと
早食いをやめる、炭酸飲料を減らす、ガムをやめる、口呼吸を見直す。飲み込む空気の側から手を入れた方が、変化が早く出ています。
発酵しやすい食品を減らす前に、この4つ。順番を逆にすると、食べられるものだけが減ります。
おならの多くは、腸で作られたガスと飲み込んだ空気の合計です。入ってくる側を減らす方が、発酵を抑えるより手が届きます。
混合型で変わったこと
止める薬と出す薬の両方を頓服に戻し、毎日は整腸剤と漢方薬に切り替える。振れ幅そのものを小さくする方向です。
どちらかに合わせると反対側で困るため、この型では揺れを止めるという発想に変えた方がうまくいっています。
混合型はIBSで最も多い型です。止める薬と出す薬を交互に使っていた方ほど、この切り替えで大きく変わります。
戻ってしまう理由
結論: 良くなった時点でやめる、季節の変わり目、生活の変化。この3つが、戻るきっかけとして多く挙がります。
良くなった時点でやめる
症状が落ち着くと、薬も習慣もやめてしまう。数か月後に戻る、という流れが最も多くあります。
良い状態を1か月ほど保ってから、量を半分に落とす。この順番を踏んだ方は、戻りにくくなっています。
急にやめるより、段階を踏む方が結果として飲む総量も少なくて済みます。1日3回を2回に、次に朝晩だけに、という順です。
戻った場合も、同じ漢方薬をもう一度使えることが多くあります。合わなかったのではなく、まだ早かっただけという見方をします。
季節の変わり目
春と秋は戻りやすい時期です。気温と生活が同時に動くためで、この時期に減らすと戻ることがあります。進学や異動が重なる時期でもあります。
気温が下がる季節をひとつ越えてから減らす。この判断をした方は、そのまま安定していることが多くあります。
夏に調子がよくても、秋に戻ることがあります。良い状態が続いた期間だけで判断せず、季節も見ます。
生活が変わったとき
転職、引っ越し、出産。生活の変わり目で型が移ることがあります。前と同じ薬を続けていると、合わなくなります。
効かなくなったと感じたときは、薬を替える前に型を確かめてください。合わなくなったのではなく、体の側が動いていることがあります。
半年から1年ごとに、いまの便の形を見直す。この習慣があるだけで、合わない薬を続ける期間が短くなります。
季節でも揺れます。夏は下痢型に、冬は便秘型に寄る方が多く、年に2回見直すとその波も見えてきます。
目標の置き方
結論: ゼロを目指すより、困らない場面を増やす方が現実的です。目標の置き方そのものが経過を左右します。
出ても困らない状態を作る
トイレに行ける場所なら、症状が出ても困りません。出ないようにすることと、出ても大丈夫にすることは、別の手当てです。
保険をかけるのに近い考え方だと思ってください。使わずに済むことがほとんどでも、あるという事実が不安を下げます。
出口に近い席を選ぶ、各駅停車を使う、出る前に済ませておく。こうした準備は、症状そのものを減らす効果もあります。
予測が引き金になる型では、備えがあること自体が症状を軽くします。
行ける場所を1つずつ増やす
避けていた場所を、1つずつ試していきます。近い場所から、短い時間から。
失敗しても構いません。行けた回数を数える方が、行けなかった回数を数えるより続きます。この数え方に変えた方から、行動範囲が戻ったという報告をよくいただきます。
途中で引き返しても、行こうとしたこと自体は残ります。次はもう少し先まで、という積み上げ方になります。
数える対象を変える
症状が出た日ではなく、出なかった日を数える。週に何日が良い日か、という見方にする。
IBSは波があるため、悪い日ばかりが記憶に残ります。数える対象を変えるだけで、良くなっているかどうかが見えるようになります。
記録に印をつけるのは、症状が出た日だけで構いません。印の無い日を数えれば、それが良い日の数になります。
受診と相談をどう使ったか
結論: 診断を受けてから体質の側に入った方が、遠回りが少なくなっています。順番として、受診が先に来ます。
一度は受診している
生活が戻った方の多くは、どこかの時点で消化器内科を受診しています。IBSは他の病気を外したうえでつく診断なので、この手順を踏んでおくと比べる基準ができます。
検査で異常が出ないこと自体に意味があります。悪いものが無いと分かってから、体質の側に集中できるためです。
毎年受ける必要はありません。一度外しておけば、そのあとは症状の質が変わったときだけ確かめれば足ります。
病院の薬と併用した
医療機関の薬を続けながら、整腸剤や漢方薬を足す形が多く見られます。当薬局でも、そうした形をよくご提案しています。
医療機関の薬をやめる前提では見ません。症状が落ち着いてから、出した医師と相談して減らす順番を考えます。
漢方薬を足していることも、医師に伝えておく方が確実です。伝えてあれば、次の判断もしやすくなります。
相談先を分けて使った
診断と検査は医療機関、体質と生活の整え方は薬局。この分け方をした方が、どちらにも聞きやすくなったと話されています。
薬局では、市販薬の選び方や漢方薬の使い分けを相談できます。何をどこで聞くかが決まると、迷う時間が減ります。
診察の時間が短くて聞けなかったことを、薬局で確かめるという使い方もできます。処方された薬の目的や飲み方は、こちらでも説明できます。
使われた漢方薬
結論: 型に合わせて選びます。腹痛と残便感があるなら緊張をゆるめるもの、疲れると下るなら補うものが中心です。
桂枝加芍薬湯|腹痛と残便感があるとき
桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)は、お腹の緊張をゆるめる漢方薬です。厚生労働省の一般用漢方製剤承認基準では、その効能を「腹部膨満感のある次の諸症:しぶり腹、腹痛、下痢、便秘」としています。
型を問わず使えるため、混合型で最も出番が多くなります。合っていれば1〜2週間で腹痛の出方が変わります。
四逆散|緊張する場面で強くなるとき
四逆散(しぎゃくさん)は、気の巡りを整える漢方薬です。休日には症状が出ないという波がある方に向きます。
桂枝加芍薬湯と合わせて使うこともあります。緊張の場面が決まっている方ほど、働きが分かりやすく出ます。
どちらも甘草を含むため、2剤にする場合は合計量を確かめます。片方の量を減らして調整することもあります。
啓脾湯|疲れると下るとき
啓脾湯(けいひとう)は、やせて顔色が悪く、食が細く、何年も軟便が続く方に向きます。厚生労働省の同じ承認基準でも、この状態に用いるとされています。
効き方はゆるやかで、3か月ほどかけて便の形が戻ります。土台を戻す薬なので、良くなったあとも急にやめないという使い方をします。
最初の2週間で変化が出ないのは普通のことです。1週間で判断すると、合っているものを捨てることになります。
半夏瀉心湯|お腹が鳴り、においが強いとき
半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)は、温める生薬と冷ます生薬を同時に含む漢方薬です。ガスと腹鳴が中心の方に向きます。
お酒の翌日に悪化するという方にも合います。口内炎を繰り返す方にも使う漢方薬です。
補う方向の漢方薬と違い、こちらは熱を冷ます側になります。においが強いか弱いかで、選ぶものが分かれます。
改善症例|生活が戻ったケース
結論: 症状がゼロになった方より、困らなくなった方の方が多くいます。当薬局では、この線を目標に置いています。
ケース1:20代女性・トイレの位置を覚えなくなった
外出先で必ずトイレの位置を確認してから動く、という状態が2年続いていました。実際に間に合わなかったことは一度もないのに、確認せずにいられないとのことです。内視鏡は受けて異常なし。
四逆散と桂枝加芍薬湯を合わせて使い、あわせて外出の予定を1つずつ戻していただきました。まず片道20分の買い物から、次に映画館という順番です。
2か月後には、行き先を選ぶ前にトイレを調べる習慣が消えました。症状そのものより、確認の手間が消えたことを本人は治ったと表現しています。
ケース2:50代男性・薬の量が半分になった
10年以上、市販の下痢止めを毎朝1錠飲んで出勤していた方です。飲まない日を作ると不安になり、旅行にも必ず持っていくという状態でした。1日3〜4回の軟便で、疲れやすさと食欲の低下も伴っています。
土台の力が落ちていると見て、桂枝加芍薬湯に補中益気湯(ほちゅうえっきとう)を足しました。あわせて就寝時刻を30分早めていただいています。
2か月で下痢止めが週2回に減り、半年後には月1回だけになりました。やめることを目標にせず、減らせた回数を数える形にしたのが続いた理由だと話してくださっています。
ケース3:30代女性・食べられるものが増えた
低FODMAPを自己流で続けた結果、食べられるものが減って体重も落ちていた方でした。症状より、食事の制限の方が生活を狭めている状態です。
1品目ずつ戻す作業に切り替え、啓脾湯を朝晩の2回で開始。3日ずつ、豆腐、白身魚、煮た野菜の順で戻しています。
2か月で食べられるものが10品目以上増え、体重も戻り始めました。合わなかったのは牛乳だけでした。外す作業より戻す作業の方が、結果として大きく変えた例です。
よくある質問
Q. 過敏性腸症候群は治りますか?
A. 症状が出ない期間を長く保ち、生活が元に戻る方は実際にいらっしゃいます。ただし完全にゼロになることを目標にすると、少し出ただけで失敗と感じてしまいます。出ても困らない状態を目指す方が現実的です。
Q. どのくらいの期間がかかりますか?
A. 症状の強さは2週間〜1か月、出る場面が減るのは1〜3か月、行動範囲が戻るのは3か月〜1年が目安です。段階を飛ばすことはできません。回数だけを見ていると、最初の変化を見落とします。
Q. 良くなったら薬はやめてよいですか?
A. すぐにはやめません。良い状態を1か月ほど保ってから、量を半分に落とします。春と秋は戻りやすい時期なので、気温が動く季節をひとつ越えてから減らす方が安全です。
Q. 何が最も効きましたか?
A. 型によって変わりますが、共通していたのは4つです。型を決めた、毎日飲むものと頓服を分けた、朝の順番を組み替えた、記録をつけた。薬の種類より、この整理が先に来ています。
Q. 良くなったのにまた戻ってしまったのですが、なぜですか?
A. 生活の変わり目や季節で型が移ることがあります。前と同じ薬が合わなくなっている可能性があるため、いまの便の形を数え直してください。合わなかったのではなく、型が変わっただけということがよくあります。
まとめ:ゼロではなく、困らない状態を目標にする
IBSから抜けた方に共通していたのは、症状を消すことではなく、生活を戻すことでした。目標の置き方が、進み方を変えます。
- 治ったとは生活が戻ること: 月1〜2回出ても予定を断らずに済む状態
- 3段階で進む: 強さが軽くなる、場面が減る、困らなくなる
- 共通していた4つ: 型を決める、毎日と頓服を分ける、朝の順番、記録
- 戻る理由も3つ: 良くなった時点でやめる、季節、生活の変化
- 数える対象を変える: 出た日ではなく、出なかった日を数える
最後に、本文で触れなかったことを1つ。行けた場所を書き出してください。症状の記録は多くの方がつけますが、行けた場所を数える方はほとんどいません。避けていた場所に1つ行けた、という記録は、便の形が変わったことより本人の実感に近い変化です。この欄があると、進んでいることが自分で分かるようになります。
「何年も続いていて、抜け方が分からない」「良くなってはまた戻る」という方は、れいわ漢方薬局にご相談ください。型と症状が出る場面を伺ったうえで、手を入れる順番と体質に合う漢方薬をご提案します。


